所有馬が活躍しなければ、よほどの資金力がない限り、赤字がかさんで馬主を続けられなくなります。

馬主って儲かるの?

芸能人の方でも競走馬を所有している方はいらっしゃいますが、馬主というのはどれくらい儲かるのでしょうか?というよりも儲かるものなのでしょうか?

 

まずは収入についてです。

所有している競走馬がレースに出走した場合には、特別出走手当というものが貰えます。

金額はレースのランクや競馬場によって違うのですが、最低でも約37万円、重賞競走に出走した場合には約42万円となっています。

細かい条件によって減額されたりすることはあるのですが、レースに出走すれば約40万円前後の収入となります。

 

賞金は最低でも8着以内に入らないと貰うことができません。

レースの本賞金は1着から5着の馬までに支払われます。
その賞金額は1着賞金に対する割合で決まっていて、1着を100%とすると2着が40%、3着が25%、4着が15%、5着が10%となっています。
6着から8着の馬には出走奨励金という形で、それぞれ1着賞金の5~7%の金額を貰うことができます。

 

その他にも

  • 重賞競走以外の1800m以上の芝のレースに3歳以上の馬が出走すると貰える距離別出走奨励金
  • 新馬戦や未勝利戦に出走した所有馬がサラブレッド系の内国産馬であった場合に貰える内国産馬所有奨励賞

があります。

 

距離別出走奨励金は8着まで、内国産馬所有奨励賞は5着まで貰うことができます。
また、重賞競走や特別競走には1着から3着の馬までが貰うことのできる付加賞というものがあります。

 

 

ここまでは収入についてでしたが、競走馬を所有するには当然お金がかかります。

それも莫大な費用がかかります。

 

まずは競走馬の購入費用です。
血統や兄姉馬の活躍によって価格は数百万円から数億円までと、大幅に変わってきます。

 

そこで購入した馬を厩舎に預けるわけですが、その預託料が1頭当たり月に約60万円かかります。
5頭所有していれば、預託料だけで月に約300万円の出費となります。
つまり月に1回出走した場合では、8着以内に入って賞金を獲得しないと約20万円の赤字になってしまいます。
所有馬の中から活躍する馬が出ないと、よほどの資金力がない限りは赤字がかさんで馬主を続けられなくなります。

 

しかし、牡馬は活躍できれば種牡馬になれるので、その際に高額で売ることができます。
活躍できなくても血統が良ければ種牡馬になれる可能性があります。
だから良血馬は値段が高いのです。牝馬はそれほど活躍できなくても繁殖牝馬として売ることができます。

 

あのディープインパクトのセリでの取引価格は7350万円と突出した高額馬ではありませんでしたが、レースの獲得賞金が14億を超え、引退後は51億円のシンジケートが組まれ種牡馬入りしました。

 

こういう馬の出現は極々まれですが、こういう出会いを求めて馬主をされている方もいるのかもしれません。